
この広いインターネットには、企業が人材を集めるのに使う求人サイトというものもまた無数に存在しています。
それぞれの求人サイトには良い点と悪い点が必ず複数あり、誰にとってもどこにとっても「このサイトが一番!」「ここなら間違いない!」というサイトは存在しないように思えます。
各社の採用担当の方はマニュアル化でもされていない限り、必ず一度はどこの求人サイトを利用するか考える必要が出てきますが、いかんせん数が多いのが求人サイトです。
数分で答えが出るような優しい悩みにはなりづらいでしょう。
今回こちらではそんな方の参考になるように、数ある求人サイトの中でも「Wantedly(ウォンテッドリー)」についてご紹介したいと思います。
記事を読んでいる時間がない・・・・・・!
そんな方にはWantedly(ウォンテッドリー)早わかりガイドがおすすめ!
目次
Wantedly(ウォンテッドリー)とは
東京都港区白金台に位置するIT企業の一つの社名です。
またこちらの会社が企画、開発、運営を行っている求人サイトも同名のWantedly(ウォンテッドリー)であり、単にWantedly(ウォンテッドリー)と呼称されているだけの場合は、高確率で求人サイトの方のWantedly(ウォンテッドリー)を指しています。
Wantedly(ウォンテッドリー)のサイト内容は、多くの求人サイトと同じく、企業が人材募集ページを掲載し、そこで就職先を探す人がエントリーする体制を整えることで、企業と人材を巡り合わせるというものです。
これだけを見ても他の求人サイトと変わらない、特質すべき点のない無個性な求人サイトのように感じるかもしれません。
しかし実際にはWantedly(ウォンテッドリー)には他の求人サイトにはない点がいくつもあり、その中でも特にWantedly(ウォンテッドリー)の人気に一役買っているのが、SNSとの間に強い連携があることです。
Wantedly(ウォンテッドリー)はFacebookやTwitterのアカウントと連携することが可能で、それらSNSにWantedly(ウォンテッドリー)内の求人ページや会社情報、また会社が投稿しているfeed記事などをリンクによる共有という形で投稿することが可能です。
若い人にとっては特に、SNSというのはとても重要な情報源になっているため、それらと密接に関わるWantedly(ウォンテッドリー)はそれだけで若い人たちにある程度知られているものとなっています。
更にWantedly(ウォンテッドリー)の斬新な点として、そもそも求人に対するスタンスが他の求人サイトと一線を画しており、就職は給与や待遇に惹かれてするべきではなく、あくまで会社の魅力や雰囲気に共感してするべきだという考えを持っています。
それを徹底するためになんと、Wantedly(ウォンテッドリー)内に掲載する求人ページには給与や待遇などの条件の記載が一切NGとなっており、記載できるのは会社の魅力や雰囲気に関連する事柄だけになっています。
こうすることでWantedly(ウォンテッドリー)は、給与や待遇などの条件に惹かれて入ったものの会社自体に馴染めずすぐに辞めてしまうひとを減らし、長く働ける人のみを採用できるようになると考えているようです。
SNSとの連携やfeed記事の投稿機能も会社の雰囲気を伝えるのにに一役かっており、例えばfeed記事はそのまま会社の業務内容を日記調で記載するなどすればリアルな社内の雰囲気が伝わりやすくなりますし、社員のFacebookアカウントをWantedly(ウォンテッドリー)の企業ページに載せれば社員ごとの魅力もわかるようになります。
このようにWantedly(ウォンテッドリー)は今までの求人サイトとは一味違う、新しい形の求人サイトだと言えるでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)で何ができるか
会社紹介や社員紹介などの投稿
企業側としてWantedly(ウォンテッドリー)にアカウントを作る場合、同時に会社の紹介ページを作ることが可能です。
このページでは主に会社の概要や詳細情報、募集している仕事の一覧や投稿した最近投稿したfeed記事の一覧などをが載せられることになります。
また会社の社員が紹介される「メンバー」という項目では、社員一人ひとりのアカウントにつながっており、更に詳細な紹介を記載することも可能です。
また会社の紹介ページでは、何をやっている会社か、なぜやっているのか、どうやっているのかなどを記載するページもありますので、会社に興味を示してもらうためには大いに役立つでしょう。
シェアによる情報拡散
Wantedly(ウォンテッドリー)がSNSと連携している利点の一つに、Facebookなどの機能で投稿をシェア、つまり拡散してもらえるというものがあります。
このシェア機能はfeed記事や仕事の募集ページなどに対して行うことができます。
feed記事に対してはページ下部のFacebookアイコンかTwitterアイコンを押すことでそれぞれのSNSでfeed記事へのリンクが付いた投稿が可能となり、記事がシェアされた数がそれぞれのアイコンの端に、スマートフォンの通知バッジのような形で表示さます。
募集ページは、ページ右部にある「応援する」というボタンを押すとFacabookかTwitterでリンク付き投稿を行うことができるようになり、またそうやって応援したひとはボタン下に一覧として表示されるようになります。
このSNSとの連携は、上でも記したように他の求人サイトでは中々見られないWantedly(ウォンテッドリー)ならでは珍しい特徴です。
特に若い人にとってはSNSからの情報というのはかなり大きな割合を占める重要なものとなっていますので、これを利用しない手はないでしょう。
人材の採用
Wantedly(ウォンテッドリー)は求人サイトですので、当然人材の採用を行うことが可能です。
しかしWantedly(ウォンテッドリー)は多くの求人サイトと違い、エントリーから採用までの期間を短くしようとは考えておらず、まずはエントリーした人と企業がどれだけマッチするか、十分に見定めた上で採用を決定することを推奨しています。
そのため、仕事の募集ページからエントリーに進むためのボタンも「エントリー」などではなく「話を聞きに行きたい」とよりフランクな形での表現となっています。
Wantedly(ウォンテッドリー)と他採用媒体の違い
給与や待遇などの条件は記載NG
上にも記した通り、Wantedly(ウォンテッドリー)では給与や待遇ではなく共感で企業を選んでほしいという思いから、あえて給与や待遇などの条件の記載がNGとなっています。
これにより給与などの条件面で企業が判断されなくなることで、優秀な人材獲得のためにはどんな会社でも平等に「自社の魅力」で勝負しなければいけなくなります。
Wantedly(ウォンテッドリー)はこういった状況を生むことで企業側が自社の魅力や雰囲気を全力で紹介せざるを得ないという状況を狙って作っており、これによって募集ページを見たひとが共感の判断をしやすくなると考えているようです。
募集ページを作る際に記入する項目も、なにをやっているのか、なぜやるのかなど、他の求人サイトと比べて一歩踏み込んだ内容となっています。
成果報酬が発生しない月額制
多くの求人サイトと違ってWantedly(ウォンテッドリー)は成果報酬を受け取っておらず月額固定制となっており、また採用人数あたりの料金も安く済みます。
採用人数が増えるに連れて一人あたりの採用単価もどんどん下がっていくシステムなので、長く利用し続けるほど得をするようになっています。
Wantedly(ウォンテッドリー)が提示している例では以下のような料金の違いがあります。
▼エージェント
採用単価:1人採用→150万円 2人採用→150万円
費用:年収の⅓
▼採用媒体(掲載課金)
採用単価:1人採用→100万円 2人採用→75万円
費用:初期費用+成果報酬50万円
▼Wantedly(ウォンテッドリー)
採用単価:1人採用→60万円 2人採用→30万円
費用:スタンダードプラン半年の場合60万円
Wantedly(ウォンテッドリー)で採用する際のポイント
仕事のやりがいや魅力を理解できているか
Wantedly(ウォンテッドリー)は募集ページでその仕事のやりがいや魅力が伝わりやすい作りをしていますが、それでもエントリーからの初回面談に来た方がほとんどやりがいや魅力を理解できていなかったという例はあります。
その原因があまり深く文章を読まないなどといった応募者の性質によるものなのか、Wantedly(ウォンテッドリー)に掲載した募集ページではやりがいや魅力を伝えるのに力不足だったのかは、時と場合にもよるのでしょうが、企業側からはWantedly(ウォンテッドリー)の募集ページの改善しか行うことはできません。
できる限りそのようなことが起こらないようにWantedly(ウォンテッドリー)に募集ページを掲載する際は、十分にやりがいや魅力の伝わるように工夫した内容にしましょう。
またもし最初から理解は出来ていなかったとしても、話していくうちに理解してもらった結果、とても企業にマッチする人材だと判明することもあるので、最初から不採用と決めつけずにまずはしっかりと面談を行いましょう。
仕事のやりがいや魅力を言葉で表現できるか
やりがいや魅力を理解できているかの判断基準の一つとして、それらを明確に言語化できるかというものがあります。
あくまで基準の一つですので言語化できなければ理解できていないと断定できるものではありませんが、理解できていなければ言語化はかなり難しいものなので、もし理解せずにエントリーしたひとに面談後理解できているか確認するときなどは、言語化してもらうというのは有効な手段かもしれません。
もし言語化できた上で、そのやりがいや魅力に共感できると語っている場合は、その人は高い確率で企業にとって有用な人材となるでしょう。
手間のかかるやり方ではありますが、そうやって有用な人材を集めることは、長期的に見れば企業にとって大きな利益になります。
すぐに採用できるとは限らない
Wantedly(ウォンテッドリー)に募集ページを掲載したものの中々エントリーしてくれる人が現れない、また現れたとしても仕事のやりがいや魅力に共感できずにマッチしない人ばかり、という状況はままあるものです。
そういったときにできるのは、Wantedly(ウォンテッドリー)の募集ページを改善してやりがいや魅力が伝わりやすくするか、募集ページ以外の会社紹介や社員紹介、feed記事などを充実させるかなど程度しかありません。
しかし、もしそこで焦って企業にマッチしない人材を採用してしまったり、他の求人サイトに募集ページを記載して自社のやりがいや魅力が伝わらないままでいてしまえば、結局企業にとっては不利益に繋がってしまいます。
どんな人材にもマッチしない企業などは存在しないはずです。
焦らず長い目でマッチする人材を待ちましょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴を知って採用に活用しよう!
Wantedly(ウォンテッドリー)では会社や社員の紹介やfeed記事の投稿など、他求人サイトではあまり見ない形で自社の魅力を伝えることができます。
また紹介や投稿、仕事の募集をSNSでシェアして広めてもらうことができるのも他にない特徴です
Wantedly(ウォンテッドリー)では給与や待遇の記載はNGで、あくまで「自社の魅力」で勝負をしなくてはいけません。
Wantedly(ウォンテッドリー)にかかる費用は、初期投資、ランニングコスト共に他媒体に比べ安く済みます。
採用する人材はあくまで自社のやりがいや魅力を理解できる者にのみ絞ることで、優秀な人材に長く働いてもらうことに繋がります。
これらのことを念頭に、ぜひWantedly(ウォンテッドリー)を採用に使ってみましょう!
もしWantedly(ウォンテッドリー)の運用をする上で、自社の魅力をどのように見せればいいのか、どうすれば応募の集まる投稿になるのか、困ってしまうようでしたら、Wantedly(ウォンテッドリー)の運用代理店を活用してみるといいでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)を使った採用に精通していますし、代理店の中にはダイレクトリクルーティング全般に詳しい代理店もいます。
採用全体の効率化、改善を行うことができますので、一度気軽に相談してみてはいかがでしょか?
Wantedly(ウォンテッドリー)についても、その他採用についても相談ができる代理店としては、ダイレクトソーシング社があります。
採用代行ができる代理店ですので、多くのノウハウやナレッジも持っています。
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